TW-82は容易な操作で、地下の配管、ケーブルを地表からトレースすることができます。

■特長および主な仕様

軽量設計になった受信部。操作性が容易。ユーザーにとって必要な情報はすべて、大型の液晶画面に表示されます。

主な機能

・自動感度調節

・検出方向位置表示機能

・大型液晶画面採用

・ワンタッチプッシュボタン式深さ読み取り機能

・防滴仕様

TW-82は高度なディジタル信号処理技術を利用しています。大型のLCDパネルには反応の信号強度がバーグラフと数値で表示されます。軽量にのため長時間の仕様にも疲れにくい設計になっています。通常2つのモードで使用することができます。ひとつはインダクティブモード(誘電方式)、もうひとつはコンダクティブモード(導電方式)です。

■インダクティブモード

トレースを行う予定の配管またはケーブルの一部が地表上に見えているとき、その部分の付近にTW-82の送信機を地面に置きます。この位置を基点として周囲360度を受信機をもって探査を行います。この時信号を取得(反応)したなら、そのポイントと送信機を置いたポイントの直線上に配管ケーブルの経路があると考えることができます。このようにしてトレースを行うことができます。起点となるポイントが見つけられない場合TW-6などでその基点となる位置を発見することも可能です。

■コンダクティブモード

この方法は、付属の接地用金属板とクリップを用いて行います。付属の接地用金属板とクリップのアッセンブリを送信機のジャックに差込接続します。クリップはトレースを行う対象になっているケーブル・配管にクリップし、接地版は地面に埋設します。受信機を持って周囲をトレースします。インダクティブモードのときのように反応を得た後、その地点からクリップをした位置までの間をトレースしてください。


オプションのSONDEを使用することで塩ビ配管の検出も可能に

SONDEはTW-82の拡張機能を提供するためにデザインされた小型発信モジュールです。金属製以外の配管材である、塩ビやプラスティック、陶製の配管などのトレースを可能にします。

SONDEを管内の詰まりなどを取り除くワイヤーなどの先端に装着して配管内を通します。SONDEが発する強力な送信波を地上からTW-82のレシーバーで受信、最深6mの距離で検出が可能です。

フィッシャーのゾンデには4種類の周波数を用いた専用のゾンデが用意されています。

機能・特長

頑丈な設計
電池寿命が長い
優れた深さと距離を提供

モデルSONDE-512SONDE-8KSONDE-TW6SONDE-82.175
周波数512Hz8.2kHz81.92kHz82kHz
重量227g227g182g182g
直径50mm50mm50mm50mm
長さ140mm140mm140mm140mm
電池寿命17時間72時間70時間70時間
許容深度4.5m6m6m6m
適応機種TW-8800TW-6TW-82

TW-82の主な仕様

レシーバー(受信機)トランスミッター(送信機)
使用電源電圧単1形アルカリ電池2個使用電源電圧単1形アルカリ電池4個
連続使用時間アルカリ電池:60時間連続使用時間100時間
オーディオ出力アルカリ電池:60時間RF出力82.175kHz
重量1.63kg出力250mW 最大1W
許容温度-20℃~+60℃重量1.8kg
全長81cm許容温度-20℃~+60℃
深度表示範囲60cm-448cm外形寸法30cmx12cmx21cm
深度表示精度1フィート当たり+/-1インチ